2017年7月4日火曜日

連載:Homo Deusってこんな本③

はじめましての方へ💁


こんばんは!
めぐぺ。です。


久々に、現在読書中の『Homo Deus』の途中経過について書きます。前回までの内容についてはこちらを御覧ください。

●前回までのお話はこちら
連載:Homo Deusってこんな本①
連載:Homo Deusってこんな本②


●動画はこちら
#217 ビル・ゲイツおすすめのあの本、読んでみた!


実は2回めの更新以降、あまり進んでいませんでした(^_^;)


前回は、PART Ⅰ Homo Sapiens Conquers the Worldの2 The Anthropocene から3 The Human Sparkに入ったところでしたが、現在は、PARTⅡ Homo Sapiens Gives Meaning to the World 4 The Storytellersがもう少しで終わるところです。


人類は互いの協力が可能なただひとつの存在

まず、PARTⅠのテーマは「人類が1番優れている」ということ。PARTⅠ後半には、
"Homo sapiens is the only species on earth capable of cooperating flexibly in large numbers. "
人類は、大多数で柔軟に協力することが可能な地球上でただひとつの種族である。
とあり、頭のいい馬の話や、ローマとギリシャ、ルーマニアのチャウシェスク大統領、エジプトのムバラク大統領などを例にあげて書かれています。


また、100$渡された場合に仲間内でどのように分け合うか、不平等な扱いをされた時にどうするのかといった実験などについて触れたり、体で感じること(objective)、自分の心で感じること(subjective)、コミュニティで感じていること、信じていること(intersubjective)についても書かれています。具体的には、

objectiveの例:重力
Newtonが現れる前から存在し、重力の存在を信じている人と同じくらいその存在を信じていない人々にも影響を与えていたもの。

subjectiveの例:頭痛
例えば、自分はとても頭が痛いのに、病院での診断は問題無しという結果だった場合。それでも自分は頭が痛いので、これはsubjectiveな現実となる。

intersubjectiveの例:お金
お金は食べ物や飲み物、洋服を買うことができる価値があると多くの人は信じているが、それ自体を食べたり、飲んだり、着たりすることはできない。もしもパン屋やスーパーで価値がない扱いをされたら、それは価値を失ってしまう。

などです。

ちなみに、辞書などを見ると、objectiveは客観的、subjectiveは主観的、intersubjectiveは相互主義的と訳されますが、単語本来の意味とは少し違っているようです。


いよいよ第二章突入!

ようやくPARTⅡの Homo Sapiens Gives Meaning to the World に突入しました!


人類は世界に意味を与える、何とも意味が深い感じがしますね。なお、この章の主なテーマはこちら。
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-人間はどんな世界を作り出したのか
-人類はどのように世界を支配するだけでなく意味を与えていると納得するようになったのか
-どのようにヒューマニズム(人類崇拝)が最も重要な宗教になったのか
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今現在読んだところまでの内容としては、

ファラオやプレスリーなどを例にあげて、死んでカラダが無くなったとしてもその存在は生き続けると言う話や、

書き言葉について、「現実を書き記すささやかな方法だったが徐々に現実を書き換える力のある方法になった」「実際よりも書いてあることの方がより重要」などとあり、

書いてあることと現実が噛み合わない時は事実をねじまげるのか?というポイントについての例として、アフリカは元々の国や地域は関係なく、侵入者であるヨーロッパ人が勝手に地図に境界線を書き込んで決めたという話や、お金や優れた成績表もただの紙切れと言われたらそれまでと言ったことが書かれていました。


ますます興味深いですね。自分が生きる世界のどこに目を向けるのか?それによって同じ世界も全く違ったものに見えます。



気になった表現

今回気になって調べたactive wordはこちら。
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今回学んだ単語

egalitarian/ɪg`æləté(ə)riən(米国英語) 【形容詞】平等主義の、【名詞】可算名詞 平等主義者、【語源】フランス語「平等」の意

crusader/kruséɪdɚ【名詞】可算名詞  十字軍戦士、改革運動者

minstrel/mínstrəl 【名詞】可算名詞  (中世の)吟遊楽人、ミンストレル【語源】ラテン語「召し使い」の意

infidel/ínfədl【名詞】可算名詞 不信心者;、異教徒、異端者 【形容詞】不信心な、 異教徒の、異端者の


*weblio英和辞典参照

*active word 本を読む上で重要な単語のこと。反対はpassive wordで、文章を作る上で必要な単語ではあるが、意味がわからなくても他の文章から意味を推測できる単語のこと。詳細はこちら
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Weblio上の情報ですが、minstrelとinfidelはレベル17とそこそこレベルの高い単語となっていました。

過去に出会ったことのない単語でしたが、本の中で何度も出てきたので調べてみました。サスペンス本には出てこない単語かもしれませんね(笑)今後単語帳に追加するかも?検討します。


まとめ                            

いかがでしたか?

少し間があきましたが、読書中の『Homo Deus』について書きました。まだ半分以上ありますが、読破に向けてこのまま後半もレッツゴー!読んだ内容についての自分の理解を深めるためにも、報告は随時書いていきます。

興味がある方はぜひ、チェックしてみてくださいね。


  

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