2017年5月25日木曜日

現状調査!2019年までに統一される大阪の英語表記って?



こんにちは。
めぐぺ。です。


先日、毎日新聞に掲載されていた『大阪の地下街の英語表記を統一する』という記事を読みました。2019年のラグビーワールドカップに向けて、大阪観光協会が府や市と一緒に外国旅行者がわかりやすい表示に統一していくそうです。



といっても、記事をちょっと読んだだけではイマイチよくわからない。

じゃあ今現在はどんな英語表示があるのか自分の目で確かめてみよう!ということで、大阪は梅田界隈を実際に自分の足で歩いて調査することにしました。



大阪の英語表記にはどんなものがあるのか?

今回歩いたのは、JR大阪駅の構内、グランフロント大阪、地下街(ホワイティ梅田、ディアモール周辺、阪急三番街)のあたり。


時間は約2時間半、距離にして約6.3キロ。記事に地下街と書いてあったので、地下街は枝分かれしている道も含めて出来る限り歩いてみました。

ここ数年で、グランフロント大阪やルクアなどの商業施設ができたり、駅周辺の整備も進んで、大阪駅構内だけでも昔とは全く違う装いになりました。以前はまばらで日本人の私ですら「あれ?どっち?」と迷うことも多かった道案内の表示の数も、今ではくどいくらいに増えたように思います。


が、普段生活しているとあまり注意して見ていないというのはよくあることですよね。「◯◯で人気!」と言われているお店でも、近所にあるからいつでも行けると思っていると、ずっと行かないままになっていたら、外から来た人の方が自分よりもよく知っていてビックリ!したことありませんか?

私も、日本国内でもそこそこへんぴな場所だと思って行ってみたゲストハウスに、海外からの旅行者の人が来ていて、「どうやって見つけたの?」と思うことがあります。


旅行者目線で考える

駅構内の案内は、すっきり見やすいものがそこかしこにいくつも設置されていました。中央改札周辺も、広く明るくなりましたよね。何年か前まで噴水があったことを覚えている人はほとんどいないでしょう。

その他、大丸百貨店の前からJR大阪駅の改札に行くためのエスカレーターが増設されていたり、駅の改札の中も行き来がしやすくなっていたりとどんどん便利に変わっています。観光案内所も、ますます旅行者が増えることを見越して、以前の場所から中央改札向かいの切符売り場横にある広いスペースへ移転。何年か前は、想像していませんでした。



あれ?

今気づいたのですが、上の写真の案内所のマークは【?】、下の写真の案内所の入り口にある看板のマークは【i】ですね。こちらも統一対象でしょうか?


駅構内、地下街と英語で表記されている標識や看板を探しながら歩いてみましたが、英語の文章で何かを指示するようなものはほとんどなく、◯◯駅や◯◯百貨店などの場所を案内するものばかり。統一対象がどれのことなのか、一見してわかりませんでした。


理由はおそらくこの2つ。

①いつも見ていて違和感を感じていない
②それが何を意味しているのか既にわかっている


毎日新聞の記事には、
地下鉄の「御堂筋線梅田駅」の案内では「Subway Midosuji-Line」や「Subway Umeda Sta」などがある。「DAIMARU」(大丸)、「HANKYU SANBAN GAI」(阪急三番街)など、一見しただけでは商業施設と分からない案内もある。
観光局によると、外国人客からは「案内を頼りに進んで行ったら途中で表記が変わって混乱した」などの声が出ているという。
とあります。このあたりのことでしょうか?



ぱっと見どれがどうだかわかりにくいので、どの看板を比較するのか絞った上でじっくり見てみる必要がありそうですね。でも、旅行者目線で考えてみるとなるほどな感じがします。指摘されているものについては、元々表示するものがなかったところに、外国人旅行者が増えてから慌てて後付けで作ったせいかも?


案内表示がわかりにくい点で言うと、数年前にクロアチアに行った際、トランスファーで立ち寄ったフランクフルトの空港は行き先案内がほぼゼロに近い状態でした。キョロキョロ見渡しても見当たらず、乗り換えデッキに向かう途中にパニック。たまたま近くを歩いていた職員の人に聞いてみたけどその人も知らなかったようで一緒に迷子になった時のことをふと思い出しました(笑)。

幸い、その職員さんがまた別の職員さんに聞いてくれたので、かろうじて行きたいところには行けましたが。巨大空港恐るべし。このことを考えても、知らない場所での行き先案内がどれだけ重要な存在か。大阪へやって来た旅人の皆さんの不安な気持ちも理解できますね。


自分の身体で感じることが大切

今現在の案内板もわれわれ日本人にしてみれば、あるだけマシなのかもしれません。でも、書き方を統一して誰が見てもわかるようになれば、「1番簡単だけれども1番必要」な疑問に何度も答える必要がなくなり、もっと違うサービスに力を入れることもできる可能性も生まれます。

人は目から入る情報が1番多いとも聞きます。とすれば、この点をクリアすることは、今後旅行者を受け入れる上でもとても大切ですよね。JR大阪駅周辺は普段から利用することも多いエリアなので、今後どんな風に改善されていくのか、特に旅行者ではなくても楽しみです。


いかがでしたか?

今回は、現状調査と銘打って、JR大阪駅周辺の英語表記されている看板や標識を探して歩いてみました。自分の目で実際に見てみると、「あるのが当たり前になっていること(もの)」や「普段見過ごしてしまっていること(もの)」にも新たな発見があることがわかりますよね。

皆さんもぜひ、自分の目で見て感じることを大切にしてくださいね。












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